第4巻では、これまでの3冊とは大きく異なり、Full Mouth Reconstructionをテーマに掲げ、対象をClass 3まで広げている。患者は病的な咬合状態であり、咬合再構成(occlusal reconstruction)により生理的咬合を与えることが必要となる。全顎的機能回復に必要な項目を整理し、咬合のとらえかたとして「全顎的な処置を行う場合には何を考慮しなければいけないのか」を解説。機能回復をする際にもっとも重要となる歯列の構築について、矯正治療を軸に考察している。