不安に悩まないためのワークブック 認知行動療法による解決法

「不安」とは、特定の人に限らず誰しもが感じ、またどんなに努力をしても決してなくなるものではない。「不安」な状態というと、とても不快なイメージがあるが、それは危険を知らせてくれるシグナルでもあり、もし不安を感じることがなければ、私たちは危険に対応することもできないだろう。この本では、そんな「不安」を排除しようとするのではなく、自分で管理をしながらコントロールし、上手く付き合えるようになることを目指す。不安が強すぎる状態になる前に止めることができる、もし気づかないうちに強すぎる状態になっていたら元に戻すことができる、生活を妨害するような不安が起きないように生活を工夫できる、考え方や振る舞いを工夫できる、という状態を手に入れることができれば不安は生活の邪魔をするものではない。本書では、不安を恐れることなく、合理的に不安に対処していくための生活の工夫をまとめている。認知行動療法の研究と実践の成果に基づき、そこで行われているさまざまな専門的治療法を、生活の中に体系的な練習として組み込んでいけるようワークブック形式で伝授する。






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