両極からみた 次世代の腹腔鏡下直腸癌手術

大腸癌の内視鏡外科手術において,いま最も注目される腹腔鏡下直腸癌手術に的を絞り,cadaverと生体からみた臨床解剖を基本として,いわゆるTMEの層の認識のポイントとそれに基づいた腫瘍学的剥離と機能温存的剥離のコツとピットフォールを,超低位直腸切除においては腹腔側および肛門側から肛門管(内・外括約筋間)へどう分け入って手術するかを,さらにNACRT症例での剥離のコツとピットフォールや側方郭清の至適アプローチまでを,実地臨床外科医にわかりやすく示し,腹腔鏡下LARからISRまでを詳細に解説.  なお,タイトルの両極とは,cadaver解剖か生体解剖か,アプローチを上(腹腔側)から行うか下(肛門側)から行うか,使用機器が単極:モノポーラか双極:バイポーラかなどを意味し,それぞれにピットフォールを避けるべきコツやトラブルシューティング法も解説する.  また,写真と精緻なイラストを盛り込むだけでなく,DVD映像も加え,実地臨床外科医が直腸の解剖から手技までを確実に理解できるよう,そして,さらなる高度な内視鏡外科手術手技向上につながるための格好の書となっている.


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