神経難病の代表的疾患である多発性硬化症や視神経脊髄炎は,近年,病態修飾療法が臨床応用されるようになったことで患者のQOLが大きく改善され,また,疾患特異的なバイオマーカーの発見も,神経内科領域で大きなトピックスとなっている.本書では,わが国で実地臨床に応用できる最新知見を網羅し,病態の把握から診断・治療・ケアまでを,豊富な図表・写真を用いてわかりやすく解説している.